Q8 視覚障害があるため、平仮名や漢字を書くのが苦手な子どもにどうやって教えたらよいですか?

 生まれつき見えにく子どもたちは、ひらがなや漢字などをくっきりはっきり見る経験が少ないことも多いです。御家庭のなかでも、お子さんの見えやすさを配慮した大きさや太さの文字はきっと少ないのではないかと思います。まずは、くっきり太い線で、手元でしっかりと見やすい大きさの文字を見るという経験を積むことが大切です。書く時は、鉛筆よりも濃く見えるペンを使うのも良いでしょう。ホワイトボードに書くと、間違えても楽に消せるので、積極的に書くようになるかもしれません。 漢字は、画数も増え、書き順やバランスもとても難しくなります。よく似た漢字を読み間違えたり、点や線の方向や長さが違ったり、くっつくところと離れるところを間違えたりすることがあります。たくさん書いて覚えるのではなく、正確さを意識して書くようににします。手本は書く場所のすぐ横に見えるようにして、手本を見ながら丁寧に書くようにするとよいでしょう。

 

2015年10月01日