Q1 弱視の子どもが使う学習補助具にはどんな物がありますか?

 弱視のお子さんには、教室の座席を一番前にする、黒板の字は白や黄色の見やすい色で濃いめに書く、掲示物等を目線の低い位置に配置するなど、見やすさへの配慮が必要な場合があります。そういった配慮をした上でも見にくいときには、「単眼鏡」という遠用弱視レンズを使って遠くの物を拡大して見ることができます。また、細かい文字の本や地図など、顔を近づけて見ても、上手に読めない時には、「ルーペ」という近用弱視レンズを使って拡大して見たりできます。他にも、「拡大読書器」という、カメラで写した画像をモニターで写して、いろいろな大きさに拡大できる機器もあります。そういった学習補助具を使って、理科の観察等学習場面で活用したり、図鑑を見たりするなど、生活場面で活用したりできます。ただし、弱視レンズは倍率や機能も様々なため、お子さんの見え方に適した視覚補助具を購入する必要があります。

 

2015年10月01日