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校長挨拶



2月号

 もう2月(如月)、ひと月が経つのは早いです。昨年の11月に今年の冬は暖冬との予想でしたが、異常気象でしょうか、極寒の日々が続いており、立春以降も寒さが続くようです。
 さて、本校の泊を伴う行事の一つに、スキー実習(高等部普通科1・2年対象)があります。諸事情により今回が最後となったわけですが、現地に大雪警報が発表され中止となってしまいました。皮肉にも本校は晴(私が晴れ男)でした。
 本校のスキー実習はいつから始まったかと調べてみますと、平成元年度に、18代校長の成冨先生が本校中学部主事のとき、「雪国の生活体験学習」(中学部)から始まったと分かりました。当時は、スキーブームで、冬になるとスキーの話題が絶えなかったため、雪国の生活を体験する一貫として、視覚に障害のある子供たちにスキーを経験させたいという熱い思いが実現に繋がったと成冨先生からお聞きしました。その後、高等部と合同で、冬季休業時に2泊3日の「雪国の生活体験学習」として行われました。平成4年度からは1月に、高等部は「スキー実習」と名称を変え、実施されるようになりました。中学部の「雪国の生活体験学習」は、生徒の実態とともに平成14年度から1泊2日に縮小し、平成19年度から隔年実施となり、平成27年度が最後となりました。一方、高等部は、2泊3日のスキー実習を継続し、四半世紀も続きました。楽しい思い出をたくさん作っていただき、幕を閉じたかったのですが、このような形で伝統的な行事がなくなるのはとても残念ですので、記録として残させていただきました。
 2月、3月は、三療師の国家試験、入学者選考、卒業修了式と行事等が続きます。インフルエンザが流行しておりますので、それぞれ体調管理していただき、悔いの残らないよう力を発揮してください。 以上


1月号

「あけましておめでとうございます」という新年の挨拶とともに、新学期のスタートです。気持ちを切り替え、しっかりとまとめをしましょう。
 さて、お正月と言えば箱根駅伝です。駅伝は一人で完走するマラソンとは異なり、いろいろな意味で襷をつなげていくチーム競技です。今年の箱根駅伝は、青山学院大学が総合4連覇で終わりました。
 その間に、いろいろなドラマがあり感動の連続でした。9区のランナーが10区のアンカーに襷(たすき)を渡そうとしますが目の前で繰り上げスタート、襷がつながらず、お互いに複雑な心境だったと察します。
 その中でも山梨学院大学の5区(約20kmの山登り)の給水所での光景でした。その後「たった50メートルの箱根駅伝」のタイトルで紹介されていました。
 ランナーは山梨学院大学4年生の上田健太(キャプテン)さん、給水者は同じ学年の西山令(寮長)さんでした。二人は山梨学院大学附属高校(現、山梨学院高校)の同級生として高校駅伝を制覇した盟友です。箱根駅伝出場を誓い山梨学院大学に進学、上田健太さんは2年から代表入り、しかし西山令さんは代表出場がかなわず、寮長として部員をまとめて活躍する姿が、日テレ「箱根駅伝絆物語」の番組の中で「選手としては走れませんが、チームとしてサポートする」とのコメントとともに放映されていました。
 <本人のツイッターより>
「給水をして、健太の走っている姿を目の前で見たら7年間の想いがこみ上げてきた。思っていた結果ではなかったかもしれなかったけど、健太は本当にかっこよかった。50mだけでも大好きな仲間と箱根路を走れて本当に幸せでした」
彼の「あきらめるのではなく、自分でできることを見つけて、参加する姿勢」は、受け身的に生活するのではなく能動的に行動することの大切さを教えてくれていると思います。
 そのためにも、実現したいことを「PDCAサイクル」や「CAPDoサイクル」で取り組み、駅伝のように次につなげていきましょう
  チェック(振り返り)のC
  アクション(見直し)のA
  プラン(計画)のP
  ドウ(実行、つなげる)のDo
 特に、卒業・修了学年の皆さんは、体調管理をしっかり行い、夢の実現に向けて頑張ってください。幸運をお祈りいたします。以上


12月号

 10月はお天気マークが少ないと言いましたが、その後、連日秋晴れが続き、去る11月11日(土)に行われました文化祭は、昨年度より若干減少しましたが約200人の来場者があり盛況のうちに終えることができました。予行練習から本番まで短い時間でしたが、さらに練習に励み、笑い・涙・感動のある素晴らしい舞台発表でした。また、コーナー企画も楽しい声がたくさん聞けました。ナーモ君も楽しんでいました。また、来年度も本校の文化祭に行ってみようと思ったのではないでしょうか。頑張った幼児児童生徒の皆様への賞賛と来場された皆様への感謝の気持ちでいっぱいです。(豚汁おいしかったです、お腹がいっぱいになりました)
 その後も、交流及び共同学習をはじめ、たくさんの行事が行われました。活動の様子は各部のウェブページで御確認ください。また、PTA研修会や振甫中学校PTAとの合同清掃活動では、保護者の皆様の元気に脱帽です。これからも、繋がりを大切にする、発進力のあるPTAとともに、お子様の進路実現に向けて取り組めればと思います。
 さて、今年度は6校の盲学校で周年記念行事が行われました。中部地区では、富山県立富山視覚総合支援学校が110周年を迎えました、おめでとうございます。その中で、同じ110周年を迎えた愛媛県立松山盲学校の大西校長先生から全国盲学校長会会長の矢野口先生にメッセージが届いたそうです。同窓生から「盲学校のおかげで今の私があるんです」と言葉をかけていただいたり、「松山盲学校に育てられた」と題した記念講演があったりという内容です。矢野口先生は、盲学校で人生を取り戻し、卒業後も心の拠り所にしている視覚障害者がたくさんいることを知り励まされる思いがしたそうです。私も心の拠り所になる学校を目指したいと気持ちを新たにしました。詳細は校長室にて。
 今年も残りわずか、2学期のまとめの時期です。2学期に学習したことは、ノートやプリントを見直すなどして2学期のうちに整理しましょう。特に、卒業・修了学年の皆様は、社会にはばたくための大切な時です。健康管理にも十分心がけ、自分の夢を叶えるために力を発揮してください。


11月号

 今年の秋晴れはどこにいってしまったのでしょうか。異常気象を思わせるような、中旬から下旬にかけて台風の影響を受け、雨の多い秋だったという印象を強く感じました(実際、名古屋のお天気で晴れマークが付いたのは12日)。残念ながら雨天により中止となった行事はありましたが、小学部の遠足・修学旅行、中学部の社会見学など、ほとんどの校外行事を予定通り進めることができてよかったです。楽しい活動がたくさんできたことでしょう。各部の活動についてはウェブページで御確認ください。
 いよいよ文化祭(11月11日)が始まります。校内を巡回していると舞台発表に向けて元気な声や演奏の音が聞こえてきます。廊下の窓や昇降口には、コーナー企画のポスターが掲示され、紅葉を思わせるかのように彩られています。文化祭の主役は幼児児童生徒の皆さんです。練習は嘘をつきませんので、しっかり準備をして当日を迎えてください。御家族やお友達、地域の方々と有意義な一日となることを願っています。

 さて、ちょっと前のことですが、岐阜聖徳学園大学の玉置崇先生のお話を聞く機会がありました。その中で印象に残ったことを本校の現況に重ねてお伝えしたいと思います。それは「ABCDの原則」についてです。ご存じの方もいるかと思いますが紹介しますと、
 A=当たり前のことを
 B=馬鹿にしないで
 C=ちゃんとやれる人こそ
 D=できる人
 「当たり前のことをしっかりやる」ということを生活の基盤におくことで教育効果が上がったとのことでした。結果として教育効果が上がったのですが、子供が社会に出てからとても大切なことであり、本校の幼児児童生徒の皆さんにとっても同じだと思います。その日々の積み重ねによって、本校の校訓が示す、立派な人間となり、職業的能力が身につくのではないでしょうか。
 ここで示す職業的能力とは、本校では三療の国家資格と思われがちです。しかし、他職種に就労することを踏まえると、仕事に必要なスキルだけでなく、コミュニケーション能力や社会生活能力も含まれると考えたいです。
 最近、トイレのスリッパの向きが反対になっていることがよくあります。次にトイレを利用する人のためにもスリッパの向きを考えてトイレから出ていただけると利用する皆さんが安心できます。まずはできることから。


10月号

 2学期もひと月が経ちます。9月は、中学部修学旅行、高等部普通科社会見学など、たくさんの学校行事がありました。今回も天候に恵まれ、充実した活動ができたことでしょう。活動の様子はウェブページを御覧ください。
 さて、9月22日(金)に、PTA会長様のお声かけで、「校長を囲む会」が行われ、20名の保護者様の参加がありました。私の自己紹介から始まり、保護者の皆様の学校に対する思いや願いをたくさん知ることができました。盲学校に通うことに対するメリット・デメリットはありますが、視覚障害のある子どもの保護者や地域の皆様に、「盲学校をもっと知ってもらいたい」という気持ちは同じでした。
 また、PTA会長様からは、学年といった横のつながりはあるものの、部を超えた縦のつながりが弱いので、もっとつながりをつくっていきたいと熱い思いを語っていただきました。今後も家庭と学校が連携し、保護者や地域へ発信していければと思います。
 盲学校は、主として点字教科書を使用する子どもたちだけでなく、今の視力等を活用し学習している子どもたちもいます。学校紹介にて記載のとおり、物を見るときに顔を近づけたり横目で見たりする場合、視力や視野に原因があり、適切な支援が必要となります。是非、子どものためにも相談の窓口にお尋ねください。お待ちしております。
 今月も学校行事がたくさんあります。季節柄、体調管理に心がけ、心に残るページをつくっていきましょう。


9月号

 この夏は、前半に全日本盲学校教育研究大会・名古屋大会開催、後半に第1回全国盲学校フロアバレーボール大会・埼玉大会出場と充実した夏休みとなりました。名古屋大会は中部地区盲学校が担当ということで本校が主管校となり、 先生方の研修の場として、全国から380名余りの参加をいただきました。また、運営上の寄付等にも企業や関係者から多大なる御支援をいただき、大盛況のうちに終えることができました。本当にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
 また、記念すべきフロアバレーボール大会では、本校が東海地区代表として出場したため、応援に行きました。空調が完備された施設でしたが、選手の気迫で暑かったです。本大会で優勝した埼玉県立特別支援学校塙保己一学園と予選ブロックで戦い、1セット目、途中までリード、もしかして・・・!? 健闘むなしく予選で敗退しましたが、前衛と後衛が一体となり素晴らしい試合の連続でした。どのチームも最後まで力一杯参戦し、逆転に継ぐ逆転と感動する場面の多い大会でした。選手の皆さん、監督をはじめ関係の先生方、お疲れ様でした。会場へ足を運んでいただいた保護者や教職員の皆様、応援ありがとうございました。来年も全国大会出場を目指しましょう。
 さて、いよいよ新学期が始まりました。始業式でお伝えしたとおり、目標は必要です。目標を再確認し、目標達成に向けて頑張りましょう。残暑が厳しく、夏バテ気味の人もお見えかもしれませんが、2学期も修学旅行や文化祭など行事がたくさんあります。「今日、明日からできること」を参考に、睡眠をしっかりとり、一日も早く生活リズムを取り戻し、学校生活を送ってください。

◇今日、明日からできること
①朝の光をきちんと浴びて早起きすること
②きちんと食事を摂ること
③日中は頭と体をよく動かして心地よく疲れること
④夜、就寝前はスマホ等の光刺激を遠ざけ、安心して眠れる環境をつくること
⑤できる限り日々規則正しいリズムを守ること
(国立青少年教育振興機構理事長 鈴木みゆき 氏 「眠りの重要性」より)